no.8にとっての戦略

戦略は雨の日の傘。

そんなふうに思っています。止まない雨はない。とても美しい言葉です。

ただ、まだ降ってもいない雨が心配なときもあります。

「多少、濡れても大丈夫だ。これくらい」というふうに、

気持ちが高ぶっているときもあります。

とき、場所、場合によって雨の意味は異なります。

逆に晴れた日の傘は荷物になりがちです。道端に捨てられている傘もありますね。

ただ経営や事業というのは、中から見てみるといつでも曇っている気がします。

少し晴れたと思ったら急に暗くなる。

また晴れたと思ったら、今度は雷。

そもそも僕自身、自分が考えた戦略で生き延びてきました。

戦略とともに仕事をしてきました。

なので自分が構築したものでないとしても、戦略を保有することは重要だと考えています。

雨の日にこそ傘は必要です。

土砂降りの中でも、一人きりで、歩を進めなければならないときがあります。

たとえ嵐でも待っている人がいたら、行かなくてはならないときがあります。

その瞬間に、皆さまの手の中に雨をしのぐ傘があればいいなと思います。

そして願います。

それがあなたの大切な人たちも入ることができる大きな傘であれば、より一層、嬉しいです。

その傘が、僕にとっての戦略です。

 久保優太

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